『ルピナスさんー小さなおばあさんのお話』
大人になってから出会った、私の好きな絵本です(バーバラ・クーニー)
ルピナスさんは小さなおばあさんですが、昔からおばあさんだったわけではありません。
あちこち旅行をし、いろいろな経験を積み、ある日「世の中を美しくする」ための素敵なことを思いつきました
ひとりの女性の人生を通じて、強い意志や優しい心遣いが感じられる絵本です。
先々週と先週の日曜日に、実家近くのりんご並木でイベントがあり、たくさんの人でにぎわっていました。
このりんご並木、私も中学生のときには手入れをしたのですが、もともとは、
昭和22年の街を焼き尽くした大火のあとに、当時の中学校の先輩たちが、
「自分たちの手で美しい街をつくろう」
という復興のための大きな夢を描いて、りんごの木を植えたのがきっかけでした
今では、このりんご並木が、「かおり風景百選」や「日本の道百選」に選ばれています。
中学生時代は反抗期の真っ最中でして、こういった経緯には目もくれずに、
「やらされている」感たっぷりで嫌々作業をしていましたが…
…この絵本を読むと、私にできる「美しいこと」って何だろう?、と思いをめぐらせてしまいます
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