2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

« 一心不乱に掃除するまる子 | トップページ | 二歳児学級閉校式 »

2010年2月16日 (火)

『私は二歳』…松田道雄

1961年に発行されたこの本book

内科医の先生が書いた育児書なのですが、団地で両親と住む2歳の坊やの視点から、見開きに一つずつのエピソードが載っています。

坊やが近所のお兄ちゃんを真似て悪いことばを使ったときに、両親があわてふためいて注意する様子を見て、

「かんたんなドケ、アホでこんなにパパとママが大さわぎをする。このことばはなかなか効力のあることばだ。これからも使ってやろう」

と心のなかで思っている場面は、まる子と同じだと感じて笑ってしまったり、

しつけについてママたちが悩んでいる場面では、ゲタのぬぎ方を教えたから立派な大人に成長するわけではなくて、両親の生き方がよかったから、それがしつけなのだ、と結論が出たり…confident

2歳児の心理や、その両親たちの苦悩などが、一家の日常を通じて描かれているので、とても読みやすかったです。

しかも、時代が一昔もまえのものなので、他人事のように笑って読めたのもよかったです。

そして、この一家は事情で、途中から旦那さんのお母さんと一時同居する、というハプニングに見舞われますthunder

うちと同じように、ここでもやはり世代の違いや、やり方の違い、性格の違いから、明らかな緊張感が家庭に漂うのですが、

それを、2歳の坊やはきちんと感じています。

最終的に、一家が団地へ帰るときになって、いちばん苦労したママが、

「わたし、おばあちゃんと一緒に住むこと、そんなにつらくなくなったのよ。はじめはつらかったわ。ちっともわかって下さらなかったもの。でも、いまはちがうの。おばあちゃんてとてもいい方。いまおばあちゃんをひとりぼっちにするの、ひどくお気の毒に思うの。…それに、気心がわかってしまえば、みんないっしょにいるほうがにぎやかでいいもの」

とパパに伝えて、喜ばせましたhappy01

これは、私も同感ですが、最後の一文は、これからの課題です。

「…みんなが円満で聡明な個人だったら世代がちがっても理解しあっていっしょに暮らしていけるんじゃないかしら」

ママのしっとりとした美しい言葉遣いも、また素敵ですshine

« 一心不乱に掃除するまる子 | トップページ | 二歳児学級閉校式 »

まるままの本棚」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1209300/33403126

この記事へのトラックバック一覧です: 『私は二歳』…松田道雄:

« 一心不乱に掃除するまる子 | トップページ | 二歳児学級閉校式 »