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2011年10月25日 (火)

『ちゃんと泣ける子に育てよう』 3

(『ちゃんと泣ける子に育てよう』…大河原美以著より)

2 感情を育てるということ

「私はうれしい」とか「私は悲しい」とか「私は怒っている」とか「私は不安だ」といった感情は、いつ誰に教わってきたのでしょうか?

それは物心ついたころから、自然にわかっていたことで、誰に教わってきたわけでもないと思うのが、ふつうでしょう。

つまり、私たちは自分の感情については、当たり前にわかっているという前提で、生きています。

ところが、実際には、この自分の感情というものをわかるということは、とってもむずかしいことなのです。

大人でも、本当は悲しいのに怒ってしまったり、不安なのに笑ってしまったりすることがあるわけで、自分で自分の感情がわからないことは、決してめずらしいことではありません。

しかし、最近の子どもたちの特徴として、自分の感情がわからない子どもたちが増えているということが、とても深刻な問題になってきていると私は感じています。

なぜなら、「自分の感情がわからない」子どもたちは、発達の中でさまざまな困難を抱えてしまうことになるからです。

ですから、子どもたちがちゃんと自分の感情を感じるということが、とっても大事なのだということ、まず、このことを押さえてくださいね。

子どもが「私、うれしい」「私、悲しい」「私、怒っている」というような自分の感情を大事にしてもらえることが、成長するために、すごく大事なことなのです。

私たちは、子どもを愛していますから、子どもに怒りや悲しみや憎しみや恐怖や不安などの感情をできるだけもたせたくないと願い、子どもがいつもにこにこ元気にしていてほしいと願いがちです。

にこにこ元気にしているということは、子どもが怒りや悲しみや憎しみや恐怖や不安に支配されていないことを意味するので、親は安心することができるわけです。

しかし、残念なことに、どんなにもたせたくない、感じないでほしいと願っても、子どもが怒りや悲しみや憎しみや恐怖や不安を感じることを避けることはできないのです。

なぜなら、それは生理現象だからです。生理現象というのは、身体の反応ということを意味しています。

感情は、身体の中を流れるエネルギーであり、それは意識でコントロールすることができない体の反応なのです。

子どもがおしっこをしたいときに「がまんしなさい」と言ったら、どうなるでしょうか?

病気になってしまいますよね。

子どもが涙を流しているときに「泣くんじゃない」と言ったら、どうなるでしょうか?

それも同じなのです。

感情の表出が生理現象だということは、それをがまんさせたら、病気になるという点で、同じなのです。

(次回、「感情ってなんだろう?」につづきます)

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