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2015年8月19日 (水)

産まれた子供はダウン症だった

こんな記事を見つけましたeye

『産まれた子供はダウン症だった 母親がその時に語った詩に心があたたまる』

妊娠中の母親にとって楽しみなことは、お腹の中にいる子がどんな子かを想像することでしょう。
男の子?女の子?活発な子?おとなしい?
エコーで顔を見たり、胎動の強さ、しゃっくりの頻度、様々な要素でどんな子が産まれてくるのか想像するのです。
そしてその想像をもとに服を買ったり、赤ちゃんと住む環境を整えたり、妊娠中の楽しさは尽きないものです。

しかしそれと同様に母親の心にあるもの、それは不安です。
無事に産まれてきてくれるだろうか…
どんな母親にとってもその不安は平等です。

アメリカに住む、エミリー・パール・キングスレーさんもそうした母親の一人でした。
が、結果的に彼女が産んだ子はダウン症でした。1987年に彼女が書いた文章にはそういった気持ちが溢れています。

「オランダへようこそ」

私はよく障害を持つ子供を育てるって、どんな感じか聞かれることがあります。
障害児を育てるというユニークな体験をしたことがない人が理解できるように、どんな感じか想像できるようにこんな話をします。

赤ちゃんの誕生を待つことは、すてきな旅行の計画をすることに似ています。
そう、旅行先はイタリア。ガイドブックをどっさり買い込み、現地での素敵な計画を立てます。
ローマのコロッセオ。ミケランジェロのダビデ像。ベニスのゴンドラ。
簡単なイタリア語を覚えるかも知れません。それはどれも、ワクワクすることです。

そして、期待を胸にいっぱいに、数ヶ月の後、待ちに待ったその日がやってきます。
カバンに荷物を詰め込み、さあ出発です。
数時間後、飛行機が着陸します。スチュワーデスがやって来て、告げるのです。
「オランダへようこそ」と。

「オランダですって?」とあなたは驚き聞き返します。
「オランダってどういうこと?私はイタリアへ行くはずだったのよ!これまでずっと私はイタリアを夢見てきたのに!」
しかし、飛行計画が変更になったのです。
オランダへ着陸したのです。
あなたはそこに滞在しなければならないのです。

ここで考えて欲しいのは、あなたたが連れてこられた場所は、疫病や、飢饉や、病気が蔓延する、恐ろしく、ひどく、ゾッとするような所でははないと言うことです。
ただ、そこは、ちょっと違う場所なのです。

だから、あなたは新しいガイドブックを買いに外に出て行かなくちゃいけません。
それから、新しい言葉も覚えなくちゃいけません。
そうすれば、あなたにはこれまで出逢ったことのない人々との出逢うことでしょう。

ちょっと違う場所へ来ただけなのです。
イタリアに比べて、時はゆっくりと過ぎていき、イタリアのような華やかさはありません。
でもしばらくここにいて、深く息を吸いこんで、周りをみわたすと…オランダには風車があることに気がつきます。
チューリップにも気が付きます。
そして、オランダにはレンブラントの絵もあることに気が付くでしょう。

でも、あなたの知人たちは、イタリアに行ったり来たりでせわしなくしていて、皆イタリアでどんなに素敵な時を過ごしてきたかを自慢するのです。
そして、あなたはこの先もずっと「そうなの、イタリアは私も行くはずだった場所なの。私が計画していたのはイタリア行きだったの。」と、言い続けるでしょう。

イタリアへ行けなかった痛みは決して消えることのないものでしょう。
なぜなら、失った夢はあまりにも大きすぎるからです。

しかし、イタリアに行けなかったことをこの先もずっと嘆いていたら、オランダのすばらしさや、美しさを心から楽しむことは決してできないでしょう。

出典:「ゆっくり・のんびり ~ダウン症児の子育て日記~」
管理者ななめさんのオリジナル英訳

出生前検査など、まったくしていないので、私の赤ちゃんも、どんな赤ちゃんなのか、産まれてくるまでわからないんですよね。

でも、どんな赤ちゃんにしろ、こういうふうにとらえることって、大切だと思います。

ダウン症じゃなくても、たとえば…。

「女の子だったらor男の子だったら…」

「もっと活発な子だったら…」

などと、希望どおりにいかなかったことを嘆くことは、よくありますもんね。

お母さんになるってことは、その子を丸ごと受け入れるっていうことなんですねhappy01

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