『小児科医は自分の子どもに薬を飲ませない』…2
紹介してから、ちょっと間があいてしまいましたが…
著者の鳥海佳代子先生ですが、旦那さまも同じく小児科の先生のようで、お子さんたちの薬は、主に旦那さまが処方されるそうです。
でも、佳代子先生は、「なるべく子どもには薬を飲ませたくない」方針…。
なので、その処方されたものの9割を、バンバン捨てていたんですって!
もちろん、そのときのお子さんの免疫状態を考慮に入れて、臨機応変に…。
佳代子先生が、まっさきに捨てていた薬は…。
鎮咳去痰剤系(咳をやわらげ痰を出しやすくする薬)や、抗生剤系(細菌を退治するための薬)だったんだとか…。
ふむふむ…。
かぜの原因となる微生物は、80~90%がウィルスらしく、細菌を退治するための抗生剤では、飲んでもほとんど意味がないらしい。
ウィルスを退治するための薬は、とっても少なくて、インフルエンザや、単純ヘルペス、水ぼうそうなどくらい。
一般的なウィルスが原因でかかるかぜは、薬が治すものではなくて、自分の免疫力。
痰を出しやすくする薬や、気管支を広げる薬はあくまでも、それをサポートしたり、症状をやわらげたりするものでしかないんですって。
あとは、下痢止めや、解熱剤なんかは、ほんとうに必要なときしか使わない。
わりと、まる子のかかりつけの先生は、薬の説明をしっかりしてくださって、必要最低限にとどめたり、処方してくださっても、必要なければ使わなくてもいいですよって教えてくれたりします
それでも、まる子は、喘息があるので、今回のインフルエンザでも、インフルエンザで喘息が悪くなる傾向があるから…と、すぐにタミフルを処方されたりして、ふつうの子どもより、たくさん薬を飲まないといけないんですよね。
解熱剤や下痢止め、吐き気止めなんかは、処方されても飲まないことが多いですが、こと咳に関する薬だけは、慎重に選択しています。
咳って、止まらなくなると、吐いてしまいますし、咳が出ることで、食欲も減退しますし、眠れませんから…
小さい頃は、風邪をひくと、喘息も出て、長引く傾向がありました。
一方、ユーちゃんは、ふだんから食欲が旺盛なので、鼻水や熱が出ても、わりとすぐに治ってしまって、同じ子どもでも、全然風邪がこわくありません。
かえって、風邪やインフルエンザくらいなら、免疫力がつくから、かかってもOK!、くらいな感覚です
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